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【トライオートETF】金融株トリプル(FAS)を選択した理由

トライオートETFの自動売買と言うと、ナスダック100トリプル(以下、TQQQ)が非常に有名ですね。年利50%とか、年利100%と言ったブログが数多く見られます。

当然takeもTQQQの自動売買を行いたくて、トライオートETFに興味を持ったのですが、2022年3月時点では、新規に自動売買を稼働することが出来ません。調べてみると、2021年7月31日より無期限で自動売買が取引制限されていて、今はマニュアル注文のみ可能な状況です。

TQQQは、なぜ稼げるのか?

TQQQが稼げる理由

  • ナスダック100と言う長期的に右上がりの株価指数が基になっている
  • ナスダック100の3倍の値動きをするレバレッジ型ETF

まず、ナスダック100(以下、QQQ)とは、米国のナスダック市場に上場する非金融銘柄の時価総額上位100社の時価総額を加重平均して算出された株価指数です。毎年12月に構成銘柄の定期入れ替えがありますので、勢いのある勝ち組だけが集まっている感じです。QQQもTQQQも直近10年の株価指数は、右肩上がりであることが分かります。

もう一つの理由の3倍の値動きですが、QQQとTQQQの値動きを重ねた下図を見れば、TQQQのボラリティ(変動幅)が大きいことが一目瞭然だと思います。前日との変動率の絶対値を取ったものを重ねています。期間はコロナショックを含む2020年1月~12月ですが、TQQQの値動きは、期待通り3倍の値動きがあることが分かります。

では、候補となる銘柄はないのか?

日経レバ

日経レバ(1570)は、日経225(1321)の2倍の値動きを示す株価指数で、直近10年は右肩上がりの傾向を示していますが、上昇幅はQQQより大人しい感じがします。

TQQQと1570のボラリティを比較すると、レバが2倍と低いのと、元の指数の上昇幅が大人しいことより、小さな値動きとなっています。

S&P500ダブル

S&P500ダブル(SSO)す。S&P500とナスダック100は、同じナスダック市場の銘柄で構成されております。また、組み込み銘柄の上位4社は、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブックと同じとなっていますが、上位10社の加重平均がナスダック100が約50%であるのに対し、S&P500は約25%であり、上昇幅はQQQに比べ大人しく見えます。

TQQQとSSOのボラリティを重ね合わせると、ピークの波長がほとんど同じことが分かります。しかしながら、こちらもTQQQの半分ぐらいの値動きとなっています。

金融株トリプル

金融株トリプル(FAS)は、金融株(XLF)の3倍の値動きを示す株価指数で、直近10年は右肩上がりの傾向を示しています。こちらも上昇幅はSSOに比べても大人しく見えます。

一方で、FASとTQQQのボラリティを重ね合わせると、時期によってはFASのボラリティの方が大きな時期もあります。

取引銘柄は金融株トリプル(FAS)に決定!

単純にTQQQの代替銘柄を選ぶのであれば、SSOを選択することとなると思います。現在の株価が50ドル台半ばであることも考えると下値余地も限られることから、レバ2倍程度の資金効率での選択も有りかと思います。

しかしながら、takeはFASを選択しました。TQQQと同程度のボラリティがあること、今後の米国では利上げ基調となることより、金融株には上昇の余地ありと考えたからです。価格変動が大きいことからレバ1倍での運用で、FASのポテンシャルについて、今後お伝えしたいと思います。

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